しびれ(手や腕)
しびれ(手や腕)の症状
しびれる… |
症状・指がしびれる ・手がしびれる ・腕がしびれる ・首や肩を動かすと しびれが強くなる ・しびれて力が入りづらい |
関連項目・頚椎椎間板ヘルニア ・変形性頚椎症 ・上腕二頭筋腱炎 ・正中神経麻痺 ・腱鞘炎 ・手根管症候群 ・肘部管症候群 ・骨折の後遺症 ・転倒による後遺症 ・ストレートネック |
症例5 寝違えてから右肩・右親指がしびれるようになる
患者: 女性 30代
来院: 2017年6月
症状
寝違えてから右肩・右親指がしびれるようになる
5月に旅行先で寝違えてしまい、2週間後に右親指がピリピリしびれるようになった。6月になり右肩などしびれる範囲が広くなり、また上を向くとしびれが強くなったため、整形外科を受診したところ、「異常はなくストレートネック」と診断された。ビタミン剤を処方されるが症状が改善しなかった。その後、接骨院に4~5回受診したが目立って症状が改善せず、困っていると友人から鍼治療が良いと聞き、近所にある当院のHPで同じような症例を見て、ご連絡頂いた。
施術内容と経過
1診:整形外科で骨などに異常はないことが確認できているため、上を向くとしびれが強くなることから、頚部-背部の関係に問題があると考えた。背部を触診すると硬いコリがあり、押すとしびれが強くなる。この箇所に刺鍼したところ、しびれの強さが減少した。次に、上に向く動作を改善させるために手に刺鍼し、この日は終了。
2診(初診から8日後):以前よりも上に向いてもしびれる回数が減少し、しびれも弱くなった。しびれと肩こりを改善するため、前回と同様に背部、さらに臀部、肩甲骨部、頚部に刺鍼して終了。
3診(初診から約1か月後):右親指にはしびれは全く感じることはなくなり、たまに右上腕にしびれがうっすら出るが気にならない程度になった。肩の張り感も以前より楽である。以前と同様に頚部、背部に刺鍼。施術後、ほとんどしびれがほとんど気にならなくなったため、3診で施術終了とした。
同時に施術した症状
肩こり
主に使用したツボ&活法
1診 六谿R T5(1)R T4(3)R C5(0.5)R
2診 ふくら2R C7(1)R 胞肓R 坐骨切り
3診 C5(0.5)R 肩回し
考察
今回の症例のように、頚部に問題がないときは背部のコリが痛みやしびれの原因になっているケースは多くみられる。上を向くと症状が増悪することから動作分析を行ない、さらに丁寧な触診をすることで原因箇所がわかり、症状改善に繋がった。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
症例4 転倒して右薬指・小指がしびれるようになる
患者: 女性 30代
来院: 2017年4月
症状
転倒して右薬指・小指のしびれるようになった
4日前、転倒して右ひじをぶつけてしまって以来、右薬指・小指のしびれが出ている。どのあたりが痛むのか、今一つわからないが、昨日までは、ドアノブを回すような動きをすると首などに痛みがあった。知り合いの紹介で当院にご連絡頂いた。
施術内容と経過
まずは、肩の張りが強く全体の張り感を改善するために臀部に刺鍼。刺鍼しているときに、肩が温かくなってきたとのこと。背部を触診すると硬いコリがあり、コリを押すと右薬指・小指のしびれが強くなった。このため、背部、腕に刺鍼。首にかたさが残ったので、手に刺鍼して施術終了。施術翌日から、症状も改善し体調も良いとご連絡頂いた。
同時に施術した症状
右首~肩~背中の痛み 肩こり
主に使用したツボ&活法
胞肓LR T3(3)R T5(1)R 合谷L 曲池R
考察
転倒して右ひじをぶつけてしまったことで、身体全体に緊張が生まれ、背部のコリが痛みやしびれの原因になったと考えられる。ただし、頚部の動きでしびれが強くなり、上腕二頭筋の筋力がやや低下、上腕三頭筋腱反射がやや減弱していたため、別途整形外科受診するようお話をした。今回は患者ご本人から、現状の症状を少しでも症状を改善したいとのご要望で施術を実施した。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
症例3 首を動かしたり腕を挙げると左腕の痛み、しびれが強くなる
患者: 男性 40代
来院: 2017年3月
症状
首を動かしたり腕を挙げると左腕の痛み、しびれが強くなる
2016年12月末から痛み、しびれが出るようになり、整形外科ではレントゲンを撮り「ストレートネック」と診断。2017年1月にスケートをして転倒してから痛み、しびれが強くなり、3月に整形外科で痛み止めの注射をしたが、症状は変わらず。どの姿勢でも痛みがあり、仕事にも支障が出てきてしまい、以前より知り合いであった当院にご連絡頂いた。
施術内容と経過
整形外科でレントゲンを撮っていることで骨など異常はないこと、上肢の筋力、反射テストには異常がなく、首を動かしたり、腕を挙げることで痛みやしびれが強くなることから、肩や背部の張り感が影響していると考えた。まずは、左の肩こりが強いため全体の張り感を改善するために臀部に刺鍼。また、背部を触診し痛みや痺れが強くなる箇所に刺鍼したところ、しびれ、痛みがかなり改善した。
患者さんから後日ご連絡を頂き、施術翌日までは一時的に痛みがあったが、2日目朝起きたら、痛みはほとんど無く、示指にしびれが少し残る程度だった。現在も以前あった痛みがなく仕事ができているとのこと。
同時に施術した症状
肩こり
主に使用したツボ&活法
大臀L T5(1)L T4(3)L C5(0.5)L
考察
結果として、背部のコリが痛みやしびれの原因であった。背部のコリが頚部の動きを制限することで、痛みやしびれが強くなり今回の症状に至ったと考えられる。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
症例2 首を動かすと痛み、左腕や手に痺れがある
患者: 女性 30代
来院: 2016年12月
症状
首を動かすと痛み、左腕や左手に痺れがある
2年前に、医師から「頚椎椎間板ヘルニア」の診断を受け、当時は痛みや痺れがあり、整骨院に通院し、しばらく症状もなく過ごしていた。昨日の朝から、急に痛みや痺れが出て、頚部も動かしづらくなった。痛みや痺れを何とか改善したいと思い、知り合いの紹介で来院された。
施術内容と経過
頚部の動きを確認すると、左に向くと左側頚部に痛みがあり、左や上に向きづらいが、頚部を動かしても手のしびは強くなることはない。そこでまずは、頚部の動きを改善することを目的に手に刺鍼したところ、頚部は動きやすくなったが、左腕や左手の痺れはまだ残る。これらの痺れは背部の緊張が引き起こしていると考え、原因となるコリが背部に見つかったので鍼をしたところ、手の痺れがほとんどなくなった。明日以降でまだ痛みや痺れがあれば来院するよう話をして施術終了。後日、連絡があり、施術して以来、痺れや痛みが出ていないとのことだった。
同時に施術した症状
頚部の動き 肩こり
主に使用したツボ&活法
六谿L T3(4)L 合谷L 大臀L
考察
痺れに関しては、背部の緊張を起こしている原因に着目したことで早期改善に繋がった。「頚椎椎間板ヘルニア」という診断名から頚部に着目してしまいがちであるが、身体全体を観察してくことが大事であるという症例であった。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
症例1 ベンチプレスをした後に右肩を痛め、次第に右腕も痺れるようになる
患者: 男性 40代
来院: 2016年10月
症状
ベンチプレスをした後に右肩を痛め、次第に右腕も痺れるようになる
今年の2月にベンチプレスで肩を痛め、5月頃には右肩が挙がりずらく、痛みを伴うため、整形外科を受診。レントゲンなどの結果、「五十肩」という診断をうけ、特に処方はなく、腕を動かすよう指示されたが、まだ肩の痛みが少し残っている。また、1週間前、仕事中に、首を動かしたり、ジッとしていても、右腕にジワっとした痺れが出るようになり、知人から当院を紹介され、来院された。
施術内容と経過
肩の痛みは、肩関節伸展位から手を内側に捻じると、肩関節の前面に痛みが出る。ただし、立って同じ動作をすると、痛みがでないことから、下半身に着目し、足に刺鍼にした。その後、肩甲骨の動きをよくするよう、活法を行ったところ、痛みはなくなった。右腕の痺れは、頚部を右回旋すると痺れが強くなり、右回旋の動作もしづらい。そこで、右回旋の動作をしやすくすることを目的として、手に刺鍼した。また、背部を触診すると、1ヵ所硬い箇所があり、患者さんがいつも痛くなる箇所と一致。背部に刺鍼したところ、痺れ、可動域が改善された。後日、施術してからは痺れが気にならなくなったと連絡を頂いた。
同時に施術した症状
頚部の動き
主に使用したツボ&活法
大腰LR 後谿R T5(3)R
坐骨切り 肩回し
考察
肩の痛みに関しては、痛みが出る肢位に着目できたことが早期の改善に繋がった。痺れについては、頚部に問題があると考えてしまいがちであるが、肩の痛みと同様、全体的にみて「どんな動きで症状が出るのか」を考慮することが大事であるという症例であった。
※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。
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